ELECOMペーパーライクフィルム

ELECOMペーパーライクフィルム

Category:Graphic Design

Client:エレコム株式会社

ELECOM のペーパーライクフィルムにおいて、私たちはパッケージに挿入されるイラストレーションのディレクションおよび制作を担当しました。
このプロジェクトで重視したのは、機能説明を超えて、「描く」という行為そのものの身体感覚を視覚化することです。

イラストを手がけたのは、デジタルアートバトル LIMITS にも出場経験を持つ
イラストレーター AKI。
制限時間の中で思考と身体を同期させて描く彼の表現は、ペーパーライクフィルムが提供する「デジタルでありながら、アナログに描く感覚」と強く共鳴します。

単なる装飾としてのイラストではなく、プロダクトの使用体験を直感的に伝える“入口”として機能すること。
触覚・視覚・想像力を同時に立ち上げることで、ペーパーライクフィルムを描くための道具=創造のギアとして位置づけました。

このパッケージは、デジタルプロダクトに身体性を取り戻すための、ひとつの視覚的インターフェースです。

ELECOM ペーパーライクフィルム パッケージデザイン

Project Overview — プロジェクト概要

エレコム株式会社のペーパーライクフィルムにおいて、株式会社田中大介のクリエイティブ・システム事業部は、パッケージに挿入されるイラストレーションのアートディレクションと制作を担当しました。機能説明を超えて「描く」という行為そのものの身体感覚を視覚化することを目的に据えた、グラフィックディレクション主導のプロジェクトです。

ELECOM ペーパーライクフィルム イラストレーション

Approach — アプローチ

イラストを手がけたのは、デジタルアートバトル LIMITS にも出場経験を持つイラストレーター AKI。制限時間の中で思考と身体を同期させながら線を生み出す彼女のスタイルは、「紙に描くような書き心地」を訴求するペーパーライクフィルムというプロダクトの世界観と高い親和性があります。機能を図解で伝えるのではなく、プロダクトを手にした時に立ち上がる「描きたい衝動」そのものをビジュアル化することを目指しました。

ディレクションでは、パッケージの中央に配置されるイラストがそれ単体で強く立ち上がるよう、エレコム株式会社の既存ブランドトーンとの接続を保ちながら、既成のステーショナリーパッケージにはない表現のレンジを提示。複数機種にまたがる展開においても、シリーズとして認識されるビジュアルの統一感を優先しました。

ELECOM ペーパーライクフィルム グラフィック展開 ELECOM ペーパーライクフィルム パッケージディテール

Outcome — 成果と意義

大手周辺機器メーカーのパッケージにおいて、機能一辺倒のビジュアルから離れた「描く体験の情緒化」にチャレンジした事例です。イラストレーター AKI のスタイルと、エレコム株式会社のような大量流通するメーカーブランドの要件を両立させることで、棚面での視認性と、手に取った後のブランド体験の両方を成立させました。

この協業は、後の ELECOM V-custom シリーズのプロジェクトへと続く、エレコム株式会社とのクリエイティブ協業の出発点のひとつとなっています。

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